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2010年10月02日

景観を読み解く032

景観を読み解く032
景観を読み解く032
「つくる」、「まもる」、「そだてる」といった観点から、良好な景観形成を図ることも大切ですが、もうひとつ大事なことがあります。

それは、「なくす」ということです。

ご自分の家や部屋を想像してください。
いつの間にかいろいろなものがありませんか。

まちも同様です。

意識してみると実に多くのものが、くらしに必要なものとして存在していることがわかります。

部屋の整理は、同じものを同じ場所に集めたり、または複数の役割を単体のもので代用できる場合、それに取替えたりすることが多いのではないでしょうか。

写真は本宿駅前の国道1号です。電線類地中化などでとてもスッキリした道路景観を呈しています。

まちにはいろいろなものがあり、そして様々な管理者がいます。
それらを調整し、道路照明や信号、標識などを1本の柱に集約したものがこの「統合柱」と呼ばれるものです。
このような統合柱は、中心市街地の殿橋近辺にもあります。

「なくす」、「まとめる」という景観づくりの視点で身近な景色を見てみると、専門家でなくとも、「あれはいらない」、「あれとこれはまとめて」など、いろいろなことに気づき、そしていろいろなイメージが頭に浮かぶことでしょう。

撮  影  日  平成22年8月
撮 影 場 所  本宿町/地図
投  稿  者  キノシタ

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Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(2)景観学習
この記事へのコメント
こんにちはキノシタさん

景観のプロの方が考慮することはもっと膨大な項目があるのでしょうが、本当に個人の自宅を

整理整頓する事と似ていますね。

「様々な管理者」=「家族」は なくす?→捨てる、もったいない、また使うかも、使わないけれど・・・

等のそれぞれの思い出や理由がいっぱい有り、我家はアジアンテイストプンプンです。

この記事を読まさせて頂きまして我家の限りあるスペースを皆で快適に暮らせるよう

「少し『なくす』勇気を持って『まとめる』運動」を発令しようかなと思いました。
Posted by シモン at 2010年10月02日 13:46
シモンさん、こんにちは。
とてもユーモアのあるコメントありがとうございます。

私の家も、本当に必要なものを吟味してそろえ、なるべくシンプルにと思いますが、「様々な管理者」=「家族」の了解を得るのは大変ですよね。

少しずつ、共感できるところからはじめています・・・。
Posted by キノシタ at 2010年10月04日 12:58
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