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2011年10月01日

文学に見る風景⑦「覇王の家(その1)」

文芸作品に見る岡崎の風景、時代は400年以上前にさかのぼります。徳川家康または松平家を主題とした歴史小説は数多くあります。そのすべてを取り上げると、市内の多くの寺社が対象となり手に余ります。そこで司馬遼太郎の「覇王の家」(新潮文庫、1979年11月初版発行)を代表として紹介します。

同書の7頁に、「五万石でも岡崎さまはお城したまで舟がつくと、いまでも座敷でうたわれたり舞われたりするが、この唄にある岡崎城は徳川時代の模様のもので、堂々たる天守閣ももっている。が、家康が城主のあととり息子としてここでうまれて幼年期をすごした岡崎城というのは天守閣などはむろんなく、櫓や門の屋根もかやぶきで、当地は石の産地ながら石垣などもなく、ただ堀を掘ったその土をかきあげて芝をうえただけの土塁がめぐっている。城の西側はずんと落ちくぼんで矢作川が水をたたえて南流しており、西隣の尾張からの敵に対し、水の要害になっている」、とあります。

文学に見る風景⑦「覇王の家(その1)」
文学に見る風景⑦「覇王の家(その1)」
家康生誕のころの岡崎城は想像するしかありませんが、現代の風景として、矢作川の堤防から眺めた岡崎城の景色を紹介します。写真はズーム撮影の倍率を変えた2枚です。左に写っているのが昨年新しく建て替えられた矢作橋です。矢作川右岸からお城まで1㎞程度ありますが、建て込んだ街並みの中にくっきりと天守閣を眺めることができます。

撮影日  平成23年9月23日
撮影場所 矢作橋付近の矢作川右岸
投稿者  岡崎エクスプローラー

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Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(0)くらしの風景
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