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2011年12月15日

道根往還

道根往還
小呂池近くの道根往還。

道根往還は、現在の東公園入口付近にあった「欠の三本木」の東から鍛埜町にあった「鍛冶屋の五本松・馬頭観音」に至るまでの古道です。山の高所・尾根(ドウネ)を通る道であったためこうした名称で呼ばれたものと考えられています。

鍛冶屋より先は東三河や山間地域に通じるため、歴史的・経済的に重要な道路で、かなり古くから存在したものと想像されます。

鎌倉時代においては足利氏の額田郡支配に、戦国時代には奥平勢の岡崎攻撃におけるルートとして重要な役割を果たしました。

明治時代までは人馬の道として、主に炭・米・日用品の運搬に盛んに利用され、一日に百頭程の馬が往来しました。沿道には茶店が二軒あったことが知られています。

明治25年に乙川沿いに県道ができて以後、馬の往来は次第に減りましたが、人の往来は昭和10年頃まで絶えませんでした。現在でも当時の面影をその道筋でたどることができます。(新編「岡崎市史」より)

撮影日  平成23年11月
撮影場所 小呂町/地図
投稿者  キノシタ

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Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(0)歴史の風景
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