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2011年12月16日

新しい登録文化財・旧石原家住宅



この一帯は、戦災を免れた地区であり、江戸後期の建築である旧石原家住宅は、今年、国の登録文化財となりました。

「旧石原家住宅」の主屋。

木造つし2階建て桟瓦葺きで、切妻の大屋根をかけ、北・南・東面の1階には片流れ屋根が付きます。建築面積は163平方メートルです。外壁は、両妻側は大壁の漆喰塗りの上に下見板を張り、北面は太格子と出格子で仕上げています。間仕切りは東側を土間とする整形六間取りで、南・北・東面に下屋を付加しています。北側道路に面して建てたため、北列の諸室に商店の機能を持たせ、南列の諸室は中庭に面して居住性を高めています。座敷等の意匠は上方風で簡素・上品な趣です。2階は町家の表構えらしく軒高を低く抑えていますが、室内の天井は高く余裕のある空間を確保しています。棟札が残されており、安政6年(1859)建築、大工は藤原大野源兵衛泰明です。

石原家は米穀業・金融業を本業とする商家で、六供杉本村(江戸時代は総持尼寺の寺領)の庄屋を務め、明治維新後は当村の戸長を務めています。主屋・土蔵を新築した石原東十郎(1813~1886)は幕末期に石原家の養子となり4代目を相続しました。本業の他に呉服仕立・質業などで家産を増やし、幕末期の横浜開港に伴っていち早く横浜に出店したり、岡崎で養豚を試みるなど進取の気風と商才があったようです。また、当時の総持尼寺の住職が公家出身者であったことから柳原家・正親町三条家の両公家にも出入し、主屋新築後は柳原家関係者や勤皇家を自宅に迎えています。

旧石原家住宅は、昭和53年から60年まで江戸時代の料理を復元し提供する料亭として活用されました。そのため改修工事が行われましたが、現代風に改修するのではなく、保存されていた建築当時の普請帳を基に、できるだけ忠実に本来の姿に復元されたものです。

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撮影日  平成23年12月
撮影場所 六供町/地図
投稿者  キノシタ

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Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(0)歴史の風景
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