2009年07月01日
景観を読み解く010
景観を構成する要素は様々です。
この写真のように「瓦」、「漆喰壁」、「石垣」と…垂直方向に素材やデザインが異なりながらも、全体としてどこか調和している…。永い歴史のなかで、この形やバランスに落ち着いたのでしょうか。
絶妙に感じますね。
周囲の風景と調和する、馴染む、風格を漂わせる…
これには2つの理由(作法)が考えられるのではないでしょうか。
1つには、「自然素材」を用いること。
自然素材は、年月とともに風化していきます。年月を積み重ねた風合いが「石垣」の良い表情となっています。年月を積み重ねることにより周囲の風景に、より馴染んでいくのです。
2つには、「地場素材」を用いること。
地場素材は、その地域の基本色を反映していることがほとんどです。瓦の色は、その地域の土の色、壁材は、その地域の木の色という具合です。この塀ではもともとその地域に存在する石、土といった地場の素材を用いることで、周囲の風景と調和するのです。
撮 影 日 平成21年5月
撮影 場所 滝町/地図
投 稿 者 キノシタ
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Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(0)
│景観学習