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2010年05月23日

景観を読み解く026


電線、電柱。
私たちのくらしを支えるもの。
見上げれば、ところによっては、このように「クモの巣」のようにみえるほど電線が錯綜しています。とてもたくさんの人たちへの電気や通信を供給している「くらしの景観」のひとつです。

何気ない日常の身近な景観。
「日本らしい景観」ともいえるかもしれません。

「日本に比べて欧米のまちなみが美しい」と言われる要因のひとつに、建ち並ぶ電柱と上空を横切る電線のないことがあげられます。国の「無電柱化推進計画」によれば、日本には約3,300万本超の電柱があるといわれ、市街地の幹線道路の「無電柱化率」も13%となるなどその整備が徐々に図られていますが、依然、欧米に大きく立ち後れていると報告されています。

無電柱化は、「道が歩きにくい・見通しが悪い」、「景観が悪い」、「災害時に電柱が倒れたり、電線が垂れ下がる危険がある」など、電線や電柱が原因となっている様々な問題を解決し、安全で快適な通行空間の確保、良好な景観の形成、災害の防止、情報通信ネットワークの信頼性の向上、観光振興、地域活性化に貢献することを目指し、この「無電柱化推進計画」により推進されています。

一説によれば、欧米も景観的な配慮という観点よりも、例えば、ニューヨークでは電線の被覆技術が当時、未熟で、感電事故が多かったため、ロンドンではガス灯の地中化との公平を考慮して電灯も地中化を義務づけたため、無電柱化率が高いとも。

日本は電気が普及する時代に、同時に電線類の被覆技術も発達していたために現在のスタイルが確立されたのでしょう。

無電柱化。とても多くの費用がかかり、とても多くの調整がかかります…。
岡崎らしさを象徴する場所であったり、中心市街地であったり、骨格的な道路では、少しづつ、無電柱化されていくと、「良好な景観」を守り、さらに磨きをかけ、新たに創造することにもつながるのだと思います。

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Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(2)くらしの風景
この記事へのコメント
なんとなく見上げると、どれも同じに見える電線も実は中身によって違いがあったりして、それが情報網の発達を実感する一面であったりもします。電気、電話、ケーブルTV、光ケーブル…それぞれ違う色でも面白いかもしれないですね!
Posted by 元岡崎市民 at 2010年05月24日 00:05
元岡崎市民さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

見上げると実に多くの架線がありますが、
どれがどれ?というほど実は興味深い対象ですよね。
Posted by キノシタ at 2010年05月25日 08:04
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