2015年03月27日
岡崎市の景観まちづくりの取組その10
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景観法を活用した景観まちづくりの今後の展望としては、本市は来年、平成27年に家康公顕彰400年、翌28年には市制施行100周年といった節目の年を迎えます。
これを絶好の機会と捉え、本市固有の景観を積極的にまちづくりに活かした「観光産業都市 岡崎」の創造に向けて、「資産の現代価値化」、「岡崎の顔づくり」、「地域愛の醸成」の三つの視点をもった魅力づくりにより、岡崎ブランドを確立し、魅力の創出、維持向上を図り、もって、本市の活力の維持、持続的な発展へつなげたいと考えています。
中でも、岡崎の顔づくりの第一歩となるのが、市域の中心を流れる川の河川空間を活用する「乙川リバーフロント地区整備」です。
景観の観点からは「効果的な照明」、「眺望の確保」、そして「人道橋の建設」という三つの柱をあげることができます。
一つ目の「照明」ですが、夜真っ暗な河川空間の効果的な照明は、まちの印象が様変わりするなど都市の魅力の向上につながります
ので、一番最初に手がけたいと考えています。
二つ目の「眺望」ですが、市域の中心を流れる乙川と岡崎城天守が創り出す景観は、岡崎固有のものであり、「まちづくり」、「市民生活の向上」、さらには「観光資源」として、極めて大きな価値を持っていると考えています。時代の流れの中で、河川沿いにマンション等の高層建築物が増えてきていますが、これらと河川空間からの眺望との調和をどのように図っていくのかについて、今後検討をしていきたいと思います。
そして三つ目の「人道橋」ですが、これは単に橋を造るというだけでなく、岡崎市の玄関である東岡崎駅から橋を渡って中心市街地へ、そして岡崎城のある岡崎公園へといった回遊導線等を総合的に考えて、それが市街地の活性化にもつながるように整備したいと考えています。
また、本市には古より連綿と受け継がれてきた歴史文化資産というかけがえのない財産が数多くあります。特に、岡崎城は近年の発掘調査により、建設現場で見つかった石垣から、日本で四番目に大きな規模を誇る城であることが判明したほか、国の重要文化財に指定された建造物は名古屋よりも数が多く、京都よりも神社仏閣の数が多いと言われていることも誇りの一つです。
今まではこれらが効果的に活用されてきませんでしたので、これからはしっかりとこうしたものを掘り起こして内外に情報発信していきたいと考えています。
そして、景観まちづくりと歴史まちづくりを両輪で推進することにより、岡崎の個性を磨き、魅力を高め、市民が誇りと愛着を持てる、ふるさと、そして訪れる方々に感動を与えられるような「観光産業都市 岡崎」の実現を目指していきたいと考えています。
Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(0)
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