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2009年04月27日

景観を読み解く004

景観を読み解く004
普段、何気なく見ている景色も、よくよく見るといろいろな要素からなっていることがわかります。
今回も、鳥の目。航空写真や地図から読み解きます。

まずはこちら

松平氏・徳川家の菩提寺大樹寺。
今は総門と三門の間は道路や小学校敷地となっていますが、昔はかなりの寺領地を持っていました。

そして、この地は三河山地から続く丘陵地の終点。いわゆる「境」です。
点線で示す川沿い、崖線が大樹寺の事実上の境であったのでしょう。
北側には砦跡もあります。

すべての景色には意味があります。
航空写真を注意深く見ると、区画整理による規則正しいグリッド型の市街地、
不規則な線形による市街地の「境界」が分かります。

これは、まちの成立の時代が異なることを意味します。
自分のまちがどういう成り立ちでできてきたかを調べてみるのも面白いでしょうね。

投 稿 者  都市計画課

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Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(2)景観学習
この記事へのコメント
こんばんは。

大樹寺の北にある砦跡、初めて知りました。
この砦の謂われは、どのようなものなのでしょうか?
Posted by 明るい朝 at 2009年04月27日 23:39
この砦は、大樹寺と同じ岩津より南では最も矢作川へ向かって張り出した台地上にあり、その西端に位置しています。大樹寺から岡崎城を望む歴史的眺望(ビスタライン)もこの地形特性によるところが大きいのです。

この砦は「井ノ口城」とも言われ、大門の辺りで矢作川を渡川して井口、井田、根石と続く中世の東海道に面していました。

詳しくは検索サイトで「井ノ口城」と検索してください。
Posted by 都市計画課 at 2009年04月28日 07:51
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    コメント(2)