2009年12月10日
修景(しゅうけい)設景(せっけい)
景観という言葉もなかなか聞き慣れないのですが、「修景(しゅうけい)」という言葉があります。
もともとは造園用語ですが、建築物の形態・意匠・色彩を周囲の景色に調和させることをいいます。
まちなみ形成での修景は、建造物の通りに面した面のみ、つまり道路から見える正面部分を行うことが一般的です。写真の場所は板屋町。江戸時代、東海道沿いに町並みが形成され、今も町家建築があちこちにあるところ。その場所性を反映したデザインの町家に修景された建物がありました。通りに面した面(ファサードといいます。)の修景により、東海道であった当地の雰囲気づくりにとても重要な役割を果たしています。
ひとつひとつの建物がいわゆる個人の要望や敷地単位の法規制の調整による一般的な「設計(せっけい)」ではなく、立ち上がる建物が景色の要素となるとの認識をもって「設景(せっけい)」することで、まちなみとしての調和や一体感が生まれ、永い時間をかけて景観まちづくりが醸成されていきます。
撮 影 日 平成21年11月
撮 影 場 所 板屋町
投 稿 者 都市計画課
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Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(0)
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