2010年03月15日
往来手形-岡崎宿伝馬歴史プロムナード
「岡崎城下二十七曲り」と呼ばれた岡崎の東海道(岡崎宿)、その一部に「岡崎宿伝馬歴史プロムナード」と呼ばれる区間があります。岡崎は戦災にあい、残念ながら町並みとしての宿場の雰囲気はありませんが、東海道の歴史を伝える石製品達が、その土地の持つ歴史と未来をつないでいます。
【現地案内文】
江戸時代、街道、橋、宿場などが公用旅行者向けに整備されたが、物資の流通や庶民の旅行もそれによって発展していった。一般庶民の旅行では通行許可証となる往来(通行)手形を発行してもらわなければならなかったが、信仰のための旅ならば往来手形を容易に受けられたので、庶民の間には伊勢まいりなど、娯楽的要素も加えた寺院神社参詣の旅が広まった。斡旋業者も現われ、旅行のための積立をする「講」と呼ばれる組織ができるなど、旅行は徐々に民衆のものになってゆき、観光旅行の原点となった。
岡崎で生まれた徳川家康公が開いた江戸幕府は、かつてないほどの長きにわたり、日本に平和の時代を築きました。平和な時代だからこそ、庶民の娯楽として「旅行」などの文化が生まれ、育まれてきました。江戸のふるさとともいえる岡崎も、東海道でも名だたる宿場町として栄え、往時は旅する人たちで大いに賑わっていた情景が浮かびます。
撮 影 日 平成22年3月
撮 影 場 所 伝馬通2丁目/地図
投 稿 者 キノシタ
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Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(0)
│歴史の風景