2010年08月06日
くらしに息づく祭礼


この季節、吹矢橋の北詰めの欄干に、竹に注連縄、紙垂(しで)が2本立ちます。
明日の土曜日に行われる菅生神社の祭礼(花火大会と同時開催)に関係があるそうです。今は殿橋の西にある菅生神社は、名前からも推察のとおり、もともとは菅生町にあったそうです。もともとあった菅生町の地元住民らによって、祭礼のこの時期、吹矢橋にこの竹が立てられる文化的な景観が継承されています。
古来、白い紙はそれ自体に清める力があるとされ、注連縄につけた紙垂が風で揺れるたびに祓い清められるのだそうです。
暑い日々が続きますが、橋を渡るときは、スーッと風が抜けて気持ちが良いものです。紙垂が揺れるたびに元気が湧きそうです。
【岡崎市史より】
江戸時代は6月15日、16日に行われた菅生天王社の祭礼、天王宮舟祭とも称された。しかし、宝暦8年(1758)に菅生天王社の神主松平師延の記した「菅生天王宮年中行事」によれば、6月祭礼としては社前3箇所に忌竹・榊・しめ縄を飾り、疫病退散の祈祷などの神事が行われたのみで、この頃はまだ鉾舟を菅生川に浮かべ花火を奉納する賑やかな祭礼ではなかった。舟祭りの祭礼がいつ頃から始まったのか明確ではないが、鉾舟を浮かべ、花火を奉納するというのは津島天王宮や吉田(現豊橋市)の天王祭りにならったのであろう。文政5年(1822)に金魚花火が奉納され、鉾舟が出たとの記録があるので、おそらくこの頃には始まったと思われる。この花火は、昭和33年(1958)からは岡崎夏祭り花火大会と合併し、8月第1土・日曜日にかわった。
撮 影 日 平成22年8月
撮 影 場 所 吹矢橋(菅生町)/地図
投 稿 者 キノシタ
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Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(0)
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