本多忠勝公
岡崎公園には、三河武士の典型といえる本多忠勝公の像があります。
「家康に過ぎたるものが二つあり 唐の頭に本多平八」
家康公にとって初めての敗戦となった三方ヶ原の合戦で、逃げる徳川勢と、追撃する武田の大軍の間に馬を乗り入れた忠勝公は、「蜻蛉切(とんぼきり)」の大槍を小脇に大活躍。この勇姿に感激した信玄の近習・小杉左近が詠んだこの歌は、生涯57回出陣し、一度も手傷を負うことのなかったた忠勝公の勇気をたたえるものとして今に伝わっています。まさに三河武士の典型といえるのが本多忠勝公なのです。子孫は、江戸時代中期から幕末までの100年にわたり代々岡崎藩主を務め、地域の教育や産業の発展に尽力しました。
現在も岡崎城址の岡崎公園内で、蜻蛉切を小脇に、おかざきの守護たらんとするその後ろ姿は、美しく風格ある三河武士の精神そのものであるといえます。
忠勝公には、こんなエピソードもあります。
「すくんうきよや いまわ満まる こつかう」
この暗号のような文章は、本多忠勝公愛用の刀の鐔に透かし彫りされたもので、「身のすくむ憂き世(戦国時代)も今は丸く治まった。今こそ(家康公に)お仕えするぞ」という意味で、関ヶ原の合戦後に訪れた平和な時代を確固とするため、もうひと働きすることを誓ったものです。
撮 影 日 平成22年11月
撮 影 場 所 康生町/
地図
投 稿 者 キノシタ
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