2010年10月03日
平和への想い
松本町にある「松応寺」。徳川家康公の父、松平広忠公御廟所がある寺です。
ここで、とても感動する景色に出会いました。
現地に案内板などはありませんが、お寺の方のお話を聞いて、先人の平和についての深い想いを知り、感動しました。
【以下、松應寺からのお便り(2010・夏)より引用】
本堂前には、葵紋入りの石製天水桶が左右両対にあります。この天水桶ですが、両方とも大きく欠け破損しているのにお気づきでしょうか?実は太平洋戦争末期の昭和20年7月、アメリカ軍に爆撃された際の傷跡なのです。当山は、戦争で、大きな被害を受け、太子堂と御廟所を除く建造物が焼失してしまいました。当時の住職は、後世に戦争の悲惨さを伝えようと、天水桶を敢えて破損したままで残すことを決めたのです。終戦から65年が経ち、戦争を物語るものが少なくなってきています。皆様も、この天水桶で、お子さん、お孫さんに、戦争のことを伝えてあげてください。当山では、平和を祈念して広島と長崎に原爆が投下された8月6日、9日と終戦記念日の8月15日に平和の鐘を撞いています。
撮 影 日 平成22年8月
撮 影 場 所 松本町/地図
投 稿 者 キノシタ
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Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(2)
│歴史の風景
この記事へのコメント
キノシタ さん こんばんわ
松本町にある「松応寺」にそのようなものがのこっているなん
てはじめてしりました。
この平和は、本当にたくさんの尊い命の犠牲の上にあること
をあらためて思いました。
松本町にある「松応寺」にそのようなものがのこっているなん
てはじめてしりました。
この平和は、本当にたくさんの尊い命の犠牲の上にあること
をあらためて思いました。
Posted by poohsan at 2010年10月03日 21:29
poohsanさん、こんにちは。
私もこの間、お寺の方に聞いてはじめて知りました。
岡崎はとても多くの歴史があるまちですから、
とても多くの物語があります。
それらの多くは積極的に多くの人へ語られていない一方で、自分のまちを「知ろう」とする人も、とても多くはないことも現状なんだと思います。
目の前のなにげない景観には、いろいろな手がかりが表れています。
松応寺の天水桶が伝える景観もそのひとつです。
私もこの間、お寺の方に聞いてはじめて知りました。
岡崎はとても多くの歴史があるまちですから、
とても多くの物語があります。
それらの多くは積極的に多くの人へ語られていない一方で、自分のまちを「知ろう」とする人も、とても多くはないことも現状なんだと思います。
目の前のなにげない景観には、いろいろな手がかりが表れています。
松応寺の天水桶が伝える景観もそのひとつです。
Posted by キノシタ at 2010年10月04日 13:06