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2011年10月27日

不思議な形の石塔(八面塔)

不思議な形の石塔(八面塔)
不思議な形の石塔(八面塔)
不思議な形の石塔(八面塔)

切越町には高さが1.5m~1.8mの不思議な形の石塔が8基あります。

城殿輝雄氏著「生平のむかし」研文社にはこの石塔について以下のような紹介があります。

「この形式のものは平安末期から鎌倉時代に、貴人の墓として作られたものである。これは石上年氏の説」

「兵藤家の祖が俵藤太(藤原秀郷)でこれは俵藤太の墓。本間栄氏の説」

「平家の落武者の墓。古部の古老の説」

「八面塔が桜井寺の奥の院として栄えたころの、真言密教根本修法道場としての北斗七星祭壇跡だというもの。川澄勝久氏の説」

まあその他、色々な説はありますが決定的な証拠となる文書等が残っておらず石塔をだれが、いつ、何の目的で、作ったかは未だ不明のようです。

現在、この地域には青山さんだけが住んでおられるのですが、毎年行われている八面塔のお祭りには桜井寺のお坊さんはじめ引越しされた町民の方も参加されているそうです。 (今年は9月26日に行われた)


岡崎市観光協会は「八面石塔」 で紹介、城殿輝雄氏の著書では「八面塔」で紹介。

撮影日  平成23年9月24日
撮影場所 切越町/地図
投稿者  シモン

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Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(2)歴史の風景
この記事へのコメント
シモンさん、こんばんは。

これは何とも、神秘的な・・・。

岡崎の歴史文化の層の厚みには驚かされますね。。

年代不詳は諸説あれど、古代のものには間違いなく、
何よりも驚かされるのは、幾多の人々が関わり、これらを継承してきた心ですね!
Posted by キノシタ at 2011年10月27日 20:12
こんばんはキノシタさん

おっしゃる通り層が厚いですね。縄文早期~縄文晩期の村上遺跡に始まり、縄文晩期~平安の
真宮遺跡、古墳中期の太夫塚古墳、甲山第1号古墳、6世紀中頃の岩津第1号古墳、白鳳時代
の北野廃寺跡等々で現代までつながる本当に奥が深いですね。

この八面塔におきましては切越から出られた方もこのお祭りに参加され継続しているわけ
ですから記録がなくても何か「切越の方達に言い伝えられている大切なことがある」ような気が
します。
Posted by シモン at 2011年10月27日 22:12
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    コメント(2)