2013年02月09日
景観重要建造物(岡崎城天守)の概要及び指定理由

1 指定番号及び指定の年月日
第1号 平成25年4月17日(予定)
2 名称及び所在地
岡崎城天守 岡崎市康生町561番1(岡崎公園内)
3 所有者の氏名及び住所
岡崎市 岡崎市十王町二丁目9番地
4 土地その他の物件の範囲
天守1棟、井戸櫓1棟及び付櫓1棟の複合天守、
天守台石垣、階段並びに附属塀(これらの土地を含む)
5 建築年月日及び構造等
昭和34年(1959)3月30日 鉄筋コンクリート造
天守(三層五階)、井戸櫓(二層二階)、付櫓(一層一階)
6 指定の理由となった外観の特徴等
名古屋鉄道本線東岡崎駅から西へ約1キロメートル、岡崎市の中心市街地に位置する岡崎公園一帯は、城郭遺構や建造物等により歴史的空間が形成されており、岡崎城天守はこの公園のシンボルとして、そして本市のシンボルとして市民はもちろん来訪者にも親しまれている建造物である。

昭和34年(1959)に再建された岡崎城天守の外観の特徴としては、屋根は本瓦葺、外壁は白壁と黒の下見板張り、一層目の屋根は南北に妻を見せる入母屋造りで、東西に大きな千鳥破風を付け、二層目は寄棟造り、三層目は南北に棟を置く入母屋造りで、棟の両端に鯱が上げられ、屋根の東西に唐破風が付けられた、均斉のとれた優美で風格ある姿である。

岡崎城の景観は、徳川家康公生誕の地、そして城下町であった本市の歴史文化を伝えるとともに、道路や河川など各所の視点場から望むことができ、シンボル・ランドマークとしての景観上の役割も高く、特に約3キロメートル北にある徳川家・松平氏の菩提寺大樹寺から岡崎城への眺望(通称:ビスタライン)は、寛永18年(1641)に成立したとされ、本市を代表する景観として保全・継承されている。
乙川と水辺の緑に彩られる岡崎城の景観は、水と緑・歴史と文化のまち・岡崎、そして自然・歴史・くらしをつなぐ美しく風格ある岡崎を最も象徴しており、誇りと愛着を育む、かけがえのない市民共有の財産である。
Posted by 岡崎市まちづくり推進課 at 08:30│Comments(0)
│都市計画課からのお知らせ