2009年03月21日
龍海院


県西三河総合庁舎の庁舎と立体駐車場の間には南北に貫ぬかれる空間があります。何気なく歩いていると気がつきませんが、「龍海院旧参道」という石碑があります。これは南にある龍海院から菅生川辺りまでが参道であったことを伝えています。現代のまちのなかでも、この石碑をヒントに丁寧に読み解いていくと参道であったこの道筋を活かすように配慮して建設されている総合庁舎はセンスが良いといえるでしょう。龍海院の気脈がきちんと菅生川まで通じているような気がします。そんな気持ちでここを歩くといつもの景色が違って見えます。
龍海院は別名「是の字寺」と言われます。徳川家康の祖父、松平清康が20歳の時、左手に「是の字」を握る夢を見て、その意味をある僧に占わせたところ、「是」は「日の下の人」であり、「是の字を握るは天下をとることなり」と出た。清康は、とても喜び、この僧のために一寺を建立したのが龍海院だと伝えられます。
撮 影 日 平成21年3月17日
撮影 場所 明大寺本町/地図
投 稿 者 キノシタ
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Posted by 岡崎市まちづくり推進課 at 08:30│Comments(2)
│都市の風景
この記事へのコメント
こんにちは、
この石碑には気付いていましたが、線路の南側にある
龍海院と結びついていませんでした。
長い参道、昔は立派な寺院だったのかな?
今の龍海院はキノコのような本堂が魅力的です。
この石碑には気付いていましたが、線路の南側にある
龍海院と結びついていませんでした。
長い参道、昔は立派な寺院だったのかな?
今の龍海院はキノコのような本堂が魅力的です。
Posted by 明るい朝 at 2009年03月21日 10:56
風景を読み解いていくと、何気ないいつものまちの景色が違って見えます。これも歴史的なまちである「おかざき」の魅力だと思います。
Posted by キノシタ at 2009年03月23日 08:43