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2011年10月08日

文学に見る風景⑨「覇王の家(その3)」【最終回】

今回は、司馬遼太郎の「覇王の家」(新潮文庫、1979年11月初版発行)の3回目です。

同書の27頁に、「現在の岡崎インターチェンジのあたりに、大平川(男川)という小さな川がながれている。このあたりの田園には岡崎衆のなかでも上級武士の屋敷や知行地が多かったが、これらの知行地のほとんどは岡崎城にいる今川氏の代官によっておさえられていた」、とあります。

現在の大平町には徳川家康が活躍のころを偲ばせる遺跡はないが、後年江戸時代中期に南町奉行として活躍した大岡越前守忠相が初代藩主となった、西大平藩の陣屋跡が残っています。大岡忠相が晩年に大名に昇格した際に所領した地がこの西大平藩で、江戸在府の藩ということで忠相は西大平に赴いたことはないそうです。

文学に見る風景⑨「覇王の家(その3)」【最終回】
写真は整備された陣屋跡の門構えです。

文学に見る風景⑨「覇王の家(その3)」【最終回】
敷地内には建屋は復元されておらず、西大平藩や大岡忠相の説明板があります。
陣屋跡は一般住宅地の中にあり、民家が軒を接していて、身近に歴史が息づいているのを感じます。

文学に見る風景シリーズは今回で終了です。岡崎が登場する他の文芸作品に出合ったら、また追加で紹介したいと思います。

撮影日  平成23年9月24日
撮影場所 大岡越前守陣屋跡
投稿者  岡崎エクスプローラー

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Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(0)くらしの風景
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