› 岡崎いいとこ風景ブログ › 歴史の風景 › 岩谷観音と聖ヶ峯

2011年10月14日

岩谷観音と聖ヶ峯

岩谷観音と聖ヶ峯
岩谷観音と聖ヶ峯
岩谷観音と聖ヶ峯

【現地案内板】
天平年間、行基(ぎょうぎ)菩薩が東国教化の折、観音像を刻み、安置したのが岩谷(いわや)観音だと伝えられています。聖ケ峰(ひじりがみね)に登れば、「中部八景一望に見ゆ」の言葉どおり、東に富士山、北に日本アルプスなどが眺望できます。

【岩谷観音の由来/現地案内板】
元三州額田郡中山荘岩谷村
岡崎市岩中町字荒井
一、当山は、その昔、救世大士応現の霊地と賛えられたところである。天平年間(奈良時代)に行基菩薩が東国教化の際に聖ケ峰へ登られ、この遺跡はきっとあらたかな聖者のおられたところであろうと、石上に座禅をくみ一刀三拝して、御身二尺の聖観音菩薩の尊像を刻まれ、巌窟の内に安置されたと伝えられている。
一、聖ケ峰までの参道は険しく老幼の参詣に不便なので、堂は順次 山を下り現在地に移転された。この観音堂は、寛政12年(1800)に再建されたものである。
一、奥の院は、裏山の頂きで、巌窟の構造・規模などは近江の能登川遺跡と同形で、造化の神の摂理の不思議さを感じさせられる。
一、本尊の聖観音菩薩は、安産・開運・厄除けなどのご利益のある秘仏で、17年目ごとに開帳される。日参り月参りの観音信者が多い。

山頂からは富士の霊峯を初め、木曽の御嶽や、伊勢志摩などの遠望ができる景勝地といわれていますが、現在は樹木が成長し、往時の眺望を楽しむ事ができなくなっていたところ、地元住民らにより樹木の伐採等がされ、現在は北西方面を望む事ができます。
岩谷観音と聖ヶ峯
15分程の山道を登れば眼前に絶景が広がります。それにしても山道には巨岩がたくさんあり、町名の「岩中」、観音の「岩谷」、この地域を特徴づけているのは、まさしく「岩」なのだと再認識してしまいます。
それにしても見事な眺望です。
紅葉の時期、空気が澄んだ日には、前景に錦繍の山尾根、眼前に広がる濃尾平野に遠く背景に伊吹山や御嶽山(約100キロ先)が望めることでしょう。

そして、将来、願わくば、東方面(富士山)の眺望の再生も実現したいものですね。

撮影日  平成23年9月
撮影場所 岩中町/地図
投稿者  キノシタ

にっこりあなたのいいとこ写真、ぜひ、ご応募ください!応募はこちらカメラ

↓ランキングに参加してます★ワンクリックお願いします!
岩谷観音と聖ヶ峯

岩谷観音と聖ヶ峯
岩谷観音と聖ヶ峯



同じカテゴリー(歴史の風景)の記事画像
【写真紹介】水鏡
【写真紹介】初夏の乙川
【写真紹介】もういちど散策
歴史散策に活用できる、歴史観光サインの多言語翻訳の閲覧・音声再生用QRコード付きのカードを配布します
岡崎市の新しいシンボル「徳川家康公像」が完成しました!
6月2日 岡崎百景の会おでかけツアー「悠紀斉田お田植えまつり」開催のお知らせ
同じカテゴリー(歴史の風景)の記事
 【写真紹介】水鏡 (2021-10-06 10:00)
 【写真紹介】初夏の乙川 (2021-06-07 13:15)
 【写真紹介】もういちど散策 (2021-05-11 08:00)
 歴史散策に活用できる、歴史観光サインの多言語翻訳の閲覧・音声再生用QRコード付きのカードを配布します (2021-04-22 09:43)
 岡崎市の新しいシンボル「徳川家康公像」が完成しました! (2019-11-26 11:26)
 ★11月17日開催 歴史まちづくりシンポジウム~郷土食の八丁味噌造りにみる歴史的な風情を磨く~ (2019-11-12 12:00)

Posted by 岡崎市まちづくりデザイン課 at 08:30│Comments(0)歴史の風景
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
岩谷観音と聖ヶ峯
    コメント(0)