
2009年04月27日
景観を読み解く004

普段、何気なく見ている景色も、よくよく見るといろいろな要素からなっていることがわかります。
今回も、鳥の目。航空写真や地図から読み解きます。
まずはこちらを
松平氏・徳川家の菩提寺大樹寺。
今は総門と三門の間は道路や小学校敷地となっていますが、昔はかなりの寺領地を持っていました。
そして、この地は三河山地から続く丘陵地の終点。いわゆる「境」です。
点線で示す川沿い、崖線が大樹寺の事実上の境であったのでしょう。
北側には砦跡もあります。
すべての景色には意味があります。
航空写真を注意深く見ると、区画整理による規則正しいグリッド型の市街地、
不規則な線形による市街地の「境界」が分かります。
これは、まちの成立の時代が異なることを意味します。
自分のまちがどういう成り立ちでできてきたかを調べてみるのも面白いでしょうね。
投 稿 者 都市計画課


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